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活動報告

名古屋を循環するリユースの心

<中部リサイクル運動市民の会>

生産から消費まで、名古屋を循環する地産地消の地酒「めぐる」

 中部リサイクル運動市民の会と、なごや環境大学リユースプロジェクト「めぐる」有志チームが主体となって活動する"なごや循環の地酒プロジェクト"で誕生した日本酒「めぐる」。「資源循環型社会を目指して、限りある資源を大切に。」という人々の想いから誕生した、地産地消型リユース商品です。
 同プロジェクトは2010年にスタートしました。原材料となるお米の名前は、"おかえりライス"といい、これは、名古屋市のスーパーや、学校給食などから排出された生ごみをたい肥化し、それを使って野菜をつくる"おかえりやさい"プロジェクトの一つです。そのたい肥を近郊の水田で使って、お米を生産し、県内の酒蔵で醸造。出来上がった日本酒を、720mlのRびんに詰め、販売しています。そして、使い終わったびんは、市町村回収や地域の酒販店等で店頭回収されています。「めぐる」は、その名の通り、"つくる人"、"売る人"、"飲む人"、"返す人"、をめぐっていき、それぞれが、少しずつ力を貸して、「みんなで環境を良くしていこう」という想いが詰まった日本酒です。



新宿サイダー


 事の起こりは、2006年、名古屋大学大学院の松野正太郎氏と、中部リサイクル運動市民の会の永田秀和氏との出会いからです。同大学院の環境学研究科に所属し、「リユースで博士号を取得」した世界でも数少ない研究者である松野氏。氏とびんリユースとの関係は、2006年の経済産業省の「地域省エネ型リユース促進事業」に参画した時から始まりました。リユースに適した容器である“びん”を選び、そのつながりから、以前よりリユース推進活動に取り組んでいた中部リサイクル運動市民の会の永田氏と出会ったことで、その歯車は動き始めました。




リユースに関心を持つきっかけに <製造メーカー - 水谷酒造株式会社>

 まず最初におこなったのは、「めぐる」を醸造、出荷する生産者を探すことでした。プロジェクトに賛同してくれたのは、水谷酒造(株)代表取締役の水谷政夫氏。近年、消費量が落ちてきている日本酒について少なからず不安を感じていた矢先、“おかえりライス”の話を聞き、なにか一つのきっかけになればという想いから、今回のプロジェクトに参加しました。

  最初に醸造が始まったのが2010年の夏。ネーミング、ラベル、文字など一つひとつ、みんなで決めていきました。日本酒の老舗として、製造には自信がありましたが、「めぐる」の場合は、自分一人で作るわけではないので、周りの人たちの要望を採り入れ、その都度工夫しながら醸造していきました。

  そうして出来上がった「めぐる」は、720mlのRびんに詰められます。その際使用するびんは、新びんよりも2〜3回使用されたびんの方が使いやすいとのこと。余分な油分や付着物がないので使用するのにちょうど良いようです。その後、商品ラベルが貼られ、地元の酒屋、もしくは直接消費者に販売されます。

  「販売量が多いに越したことは無いですが、一年通して、タンク1本(720mlびん1500〜1600本相当)がきちんと売れて、そこから次の展開へと発展してくれれば良いと思っています。うちの蔵だけで生産するのではなく、他の蔵にも広まっていって、いろいろなところで作っていけるシステムになれば、その名の通り、ぐるぐる“めぐる”ことができるのではないでしょうか。」と、水谷氏。“めぐる”ことで、Rびんやリユースにもっと関心を持つきっかけになって欲しいと、将来に向けて期待を寄せます。

代表取締役 水谷政夫 氏




醸造中の「めぐる」




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