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びんリユース推進全国協議会 第11回総会 開催

開催方法 書面開催
回答期間 2021年6月15日〜6月18日


 びんリユース推進全国協議会は、新型コロナウイルス感染状況を鑑み、書面にて第11回総会を開催し、議決書の集計の結果、「2020年度活動報告(案)」「2020年度収支報告(案)」「2021年度活動計画(案)」「2021年度予算(案)」、すべての議案が承認されました。




○2020年度活動報告

  2020年度は新型コロナウィルスが広がる中、オンライン等も活用しながら、極力リアル開催での運営委員会を設定し議論を行い、行政関係者をはじめ、多くのオブザーバーの方々の協力支援を得て、大変貴重な資料・情報を得ることができました。
 コロナ禍により活動の制約が余儀なくされたため、当初計画よりも議題を絞り込んで議論を行いました。


(1)びんリユース将来ビジョンの具体化に向けて

  1. びんリユースの将来ビジョンの概要を田中副代表、解説を安井代表よりしていただき、委員全員で確認を行った。
  2. 将来ビジョンのバックキャストとしての具体案について、事務局より下記2点のテーマを提案し、運営委員で議論を行った。
    • 脱プラスチック案として、代替容器として「びん」の提案について
    • びんリユースを知ってもらうための啓発活動

(2)びんリユースシンポジウムに向けて

  1.  当初年度内での開催を予定していましたが、原則リアル開催でのシンポジウムを企画していくという方向性から、2020年度の開催を断念したが、内容については議論を行った。内容として「2050年の温室効果ガス実質ゼロ宣言下でのびんリユースの寄与」、「2050年脱炭素社会の実現へのびんリユースの貢献の可能性」、「コロナ禍の影響による家庭からのプラスチック容器包装ごみ増加対策」、「ポストコロナでの脱炭素社会に向けてライフスタイルの変容」などのキーワードの提案を行い、各運営委員で議論した。

(3)その他

  1.  厳しい事務局体制の中で、坂井事務局次長と限定的ではあるが小笠原補佐の2名で運営員会事務局を担ってきたが、限界もあるため、円滑な運営の方向性に向けて意見交換を行った。

◎ 協議会運営委員会について

以下のように4回開催した。

第1回 2020年10月16日(金)(ハイブリット開催)
第2回 2020年12月22日(火)(ハイブリット開催)
第3回 2021年 3月16日(火)(ハイブリット開催)
第4回 2021年 6月 9日(水)(ハイブリッド開催)


○2021年度活動計画

 「進化したリユースシステム構築」により、新たなびんリユースの再構築と普及・拡大を目指して設立した「びんリユース推進全国協議会」の取り組みがいよいよ新たな節目である11年目の取り組みに入ります。2020年度からの引き続きの議論を行うだけでなく、2020年度当初の活動予定も遂行していきます。
 また、びんリユースのシンポジウムの開催を企画し、関係者だけでなく、社会に向けての発信を務めるとともに、そのための将来に向けた取り組みの共有、関係主体との連携をより一層進めていきます。


(1)びんリユースの推進を課題化し、その解決に向けた取り組みの実施

  1. 情報共有を中心としながら、びんリユースの現状・課題を具体化し、通年で議論が可能になるようにするとともに、将来ビジョンからのバックキャッスティングにより課題を明確化し、活動への反映を模索していく。
  2. 今後の活動に向けた議論をしていく。

(2)びんリユースのテーマ別要件整備の具体化

  1. 時勢に応じて、ラベルの改善・開発の検討を行う。
  2. 将来ビジョンからのバックキャッスティングのより課題の明確化を図る。必要があれば学習会等の企画も行い、運営委員会への報告、意見交換も引き続き行う。
  3. 効率的P箱配置と改善策、また1.8Lびん以外の中容量びん用P箱活用の検討を行う。(日本P箱レンタル協議会との共同)。

(3)地域推進協議会との連携、情報発信

  1. びんリユースシンポジウムを企画し、議論の上、2021年度第4四半期を目途に開催をする。
  2. 京都市ごみ減量推進会議助成事業に申請した「リユースびんRE100プロジェクト」が採択された際には、同プロジェクトへの支援・協力をしていく。

(4)びんリユースの情報発信

  1. 若年層へのびんリユースの啓蒙を模索する。
  2. 当協議会紹介パンフレットを活用して、びんリユース関連事業者との支援・連携のあり方を模索し、SDGsによる連携を模索する。
  3. 関西地域を対象に、地方自治体との連携による、びんリユース回収拠点マップの活用推進に向けた取り組みのサポート(招布の供給等)を行うとともに、活動の報告をする。
  4. オンラインの活用を強化し、より一層の情報発信に努めていく。

(5)今後の組織づくりに向けて

  1.  現行の組織・運営、体制の課題を確認し、今後の「びんリユース推進全国協議会」のあり方の議論を進め、体制の強化を進める。