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びんリユース推進全国協議会 第12回総会 開催

開催方法 書面開催
回答期間 2022年6月28日〜7月1日


 びんリユース推進全国協議会は、新型コロナウィルス感染状況を鑑み、書面にて第12回総会を開催し、議決書の集計の結果、「2021年度活動報告(案)」「2021年度収支報告(案)」「2022年度活動計画(案)」「2022年度予算(案)」、すべての議案が全会一致で承認されました。




○2021年度活動報告

  2021年度もコロナ禍により活動の制約が余儀なくされていましたが、オンライン等も活用しながら、リアルとのハイブリッド開催での運営委員会を設定し、議論を行い、行政関係者をはじめ、多くのオブザーバーの方々の協力支援を得て、大変貴重な資料・情報を得ることができました。


(1)びんリユース将来ビジョンの具体化に向けて

  1. びんリユースの将来ビジョンの概要を深めるとともに、カーボンニュートラルを達成するびんリユースシステムの構築に向けて
    • 環境省との意見交換ならびに運営委員会にて議論をおこないました。
  2. びんリユースを知ってもらうための啓発活動について
    • 広報担当者を選任し、8月27日(オンライン)、12月17日(第2回運営委員会前)に会議を開催し、運営委員会での報告、提案、議論を行いました。

(2)「びんリユースシンポジウム2021」の開催

  1.  「びんリユースでつくれる未来の可能性」をテーマに、カーボンニュートラルの実現が世界のターゲットとなっている今、びんリユースという切り口から多面的な効果を再確認しつつ、新たなビジネスモデルと既存のシステムから積極的に進化・拡大し、経済的かつ社会貢献が可能であるシステムであることを、多くの方々と共有することで、びんリユースによってつくれる未来の可能性について考える場としてシンポジウムを企画しました。

     主なターゲットはびんリユースのステークホルダー(中身メーカー、びん商、卸・小売、製びんメーカー、行政(地方自治体など)、関連業界団体など)加えて、びんリユースに関心を持っていただける市民・団体等(生協、NPO・NGO、大学生などの若い世代)としました。

     当日は98名の方に参加いただき、多くの反響がありました。アンケート等でも多くの方々からご意見をいただき、びんリユースの認知度を高めるとともに、その可能性についての期待を感じることができました。

(3)その他

  1.  厳しい事務局体制の中で、昨年度に引き続き、坂井事務局次長と限定的ではあるが小笠原補佐の2名で運営員会事務局を担ってきました。事務局の拡充・拡幅については年度内で議論を行うことはできませんでした。

◎ 協議会運営委員会について

以下のように4回開催した。

第1回 2021年9月28日(火)15:00〜17:00(ハイブリット開催)
第2回 2021年12月17日(火)15:00〜17:00(ハイブリット開催)
第3回 2022年 2月21日(火)(書面開催)
第4回 2022年6月28日〜7月1日(書面開催)


○2022年度活動計画

 「進化したリユースシステム構築」により、新たなびんリユースの再構築と普及・拡大を目指して設立した「びんリユース推進全国協議会」の取り組みが12年目に入ります。2021年度からの引き続きの議論を深めるとともに、議論の要点を絞りながら、意見交換を進めていきます。

 また、今年度も「びんリユースのシンポジウム」を企画し、関係者だけでなく、社会に向けての発信を務めるとともに、そのための将来に向けた取り組みの共有、関係主体との連携をより一層進めていきます。


(1)びんリユースの推進を課題化し、その解決に向けた取り組みの実施

  1. 情報共有を中心としながら、びんリユースの現状・課題を具体化し、通年で  議論が可能になるようにするとともに、2021年度から議論を深めてきた将来ビジョンからのバックキャッスティングより明確化された課題に向けての活動を推進していきます。
  2. 今後の協議会の活動に向けた議論をしていく。

(2)びんリユースのテーマ別要件整備の具体化

  1. 将来ビジョンからのバックキャッスティングにより明確化された課題の中から、びんリユースのカーボンニュートラル化に向けたシステム構築の意見交換を進めるとともに、検討を行っていきます。必要があれば学習会等も企画し、運営委員会への報告、意見交換も引き続き行います。
  2. 効率的P箱配置と改善策、また1.8Lびん以外の中容量びん用P箱活用の検討を行っていきます。(日本P箱レンタル協議会との共同)。

(3)地域推進協議会との連携、情報発信

  1. 今年度も「びんリユースシンポジウム」を企画し、2022年度第4四半期を目途に開催をします。

(4)びんリユースの情報発信

  1. 若年層へのびんリユースの啓蒙を模索する。
  2. 当協議会紹介パンフレットを活用して、びんリユース関連事業者との支援・連携のあり方を模索します。
  3. オンラインの活用を強化し、より一層の情報発信に努めていきます。
  4. 2021年度に決めた広報担当を中心に新たな情報発信の仕組み(SNS活用など)、企画(コンテンツ等を含む)を検討し、運営委員会に提案していきます。

(5)今後の組織づくりに向けて

  1.  現行の組織・運営、体制の課題を確認し、今後の「びんリユース推進全国協議会」のあり方の議論を進め、体制の強化に努めます。